2016年11月6日日曜日

エトガル・ケレットのショートショート


エトガル・ケレットのショートショート、2冊、図書館から借りて読みました。
イスラエル在住の方で、原作はヘブライ語だそうです。
Etgar Keretの発音、エトガーかと思ってましたが、エトガルなんですね。

この方の本を読むのは初めて。もう最初の2行目ぐらいで痺れました〜〜
どれも数ページ、長くても10数ページ。奇想天外なのに、説得力があるストーリー展開。
読みやすいです。

奇想天外なショートショートといえば、星新一ぐらいしか知りませんが、これはSF的なストーリーというより、宗教、人種、政治、テロ、男女、家族的要素が入って、同時代的です。

ウイットとブラックユーモアに富み、全編を流れる、とてつもない不条理感、栄枯盛衰感、やけくそ感。笑ってやがて物悲しい。人の世に起こるいろんなことの無駄さと、そんな中で懸命にあがく金魚みたいな自分たちと。一つ読み終わるごと、ため息が。







例えば、自分のついた「うそ」が、現実になっているパラレルワールドの話。叔父さんがけがをしたから会社を休む、と嘘をついたとしたら、そのおじさんが本当にけがをしている世界があって、そこに主人公が迷い込む、みたいな。

自分が今までついてきた大きい嘘、小さい嘘を振り返り・・・たくない。

でも、例えば、どこかに誰かと出かけ「楽しかったです!」とか、なにかごちそうになり「おいしかったです!」とか、子供に「すごく上手になった!」とか、心にもないことを言ったとして、本当に楽しかったり美味しかったり子がヴァイオリニストになったりするパラレルワールドがある、としたら、悪くないですわな。


日本語訳も。






こっちは未読。まだ図書館に入ってなかった。





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