2016年10月8日土曜日

「オーストラリアの若者には充分な年金がある」という記事






「老齢退職年金神話」



オーストラリアの年金は、掛け金なしでもらえる老齢年金(Age pension)と
雇い主が積み立ててくれる老齢退職年金(superannuation)で成り立っています。

一般に、老齢年金はペンション、退職年金の方はスーパーと呼ばれています。
スーパーには、給料から、またはほかの資金から、自分で追加の積み立てができ、
その際、税優遇制度があります。

最近、オーストラリアのシンクタンク、Grattan Institute の研究員が書いたスーパーに
ついての記事によると、オーストラリアの若者は、老後資金を「心配しなくても大丈夫」だということです。

The superannuation myth: why it’s a mistake to increase contributions to 12% of earningsOctober 3, 2016, The CONVERSATION 

現行では、雇い主が個々の労働者の収入の9.5%をスーパーとして積み立ており、
今後、この負担率が段階的に12%まであがることになっています。

スーパーが義務化されたのは1992年。そのとき、雇い主の負担は3%。
それが2002年に9%になり、2014/5年からは 9.5%。今後、 2021年に 10%、
 最終的に 2025年に12%、という計画です。


しかし、この記事では、スーパーの増率は「必要ない。9%でじゅうぶん」と言ってます。


政府やスーパーファンドがよく言う、貯めよ増やせよ、さもなくば老後が危ない、
貧困老人になってしまうという言説は、「神話」=嘘である、と。 



平均所得の人が、9%率のスーパーを40年間受け取ったと推定すると、
退職後は、スーパーとペンションで、働いていた頃の収入の 79%にあたる収入が得られる。

労働者の3分の2は、少なくとも現役時代の収入の70%分の収入があると予測される

これに個人の他の資産(貯金・不動産など)を加えれば、働いていた頃より、潤滑な資金が見込める。

と書かれています。また、

雇い主の負担金が、12%に上がるということは、実は、その分賃金が抑えられるということ。それで、スーパーファンドが既得権益を拡大するだけ。

とも説明されています。(他にも色々言ってます。)


この推測が確かなら、今の20代、30代には、朗報です。

働いていさえすれば、貯金がなくても、老後は安心なわけですから。


9%になって、もし賃金が上がったら、これもラッキー。
逆に、予定通り12%に上がっても老後はやっぱりラッキーでしょう。
若い頃から、老後のために貯金しなくても、そのお金を生活を楽しむために使えます。



・・・が、40年も働かない・働けない人はどうなの?


単純に考えれば、年収X0.09X(40-[勤続年数])で、足りない分を計算し、
その分を自分で年金積み立てまたは他の方法でまかなえるなら、老後資金は足りる、
ということですよね。ま、いざとなったら、Age pensionがありますし。。


過去記事:


雨の土曜日、最高気温20度。

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