2016年8月29日月曜日

リタイアのキャンピングカー旅行に必要なのは鈍感力

Millstream Chichester National Park 

西オーストラリアの北、3週間7000キロのドライブの旅に行ってきました。



Derbyにトレーラーを置いて、Gibb River Roadを抜け、ノーザンテリトリーとの州境にもタッチ。


Gibb River Road

 

いやー、雄大というかワイルドというか、 ケータイもつながらないところが多かったし、この州の大部分は人の住んでいないところ、と改めて実感。

舗装されてない道も7、800キロとおり、トレーラーの中まで赤い粉塵だらけになり、運転しすぎ、家人と言い合いしすぎで、心底疲れました。

もうね、小さいA-vanは買うな。買うなら舗装したところだけ走れ。
で、一人で行け、ですワ。

それで、各地のcaravan parkオートキャンプ場)ですが、聞きしにまさるリタイア・シニアの花園。

あんな僻地こんな荒れ野、広大な大地にすれ違う車がほとんどなくても、キャラバンパークに着くと、すごい混みよう。みなさん、フレンドリーです。


が、が、お隣の声がくっきりはっきり聞こえ、プライバシー、ほぼなし。

シャワーのあと、 あのブオぉーと音のする手を乾かすためのハンドドライヤーで髪を乾かす人に、なんとその手があったかと感嘆し、朝からの熱風に堂々と洗濯物干しではためくパンツ(下着)の一群にこうべを垂れ、人様の生活を垣間見、垣間見せ、キャラバンパークで必要なのは、鈍感力、と悟りました。

もうね、いちいち気にしてると、神経が病みます。


で、ですね、こんな感じで夫婦の名前をトレーラーに刻んでるんですわ。


右上に名前、見えますかね。この方達は Frank & Kathy。で、真ん中に Retiredと、わざわざ貼り付け。

う、うーむ。で、で、できん。60歳になってもできんわ、こんなこと。

UHF40 は短波ラジオのチャンネルで、チャットしながら走り、キャラバンパークで新しい知り合いにあったりするそうな。一箇所に何泊かして、5、6ヶ月間とかそれ以上旅行するらしい。

ま、うちみたいな古くて小さいのじゃなくて、みなさん、ラグジュアリーなトレーラーで、シャワーやらトイレやらサテライトやらあるんでしょうから、長期間の旅行にも耐えられるんでしょう。

あるとき、「何週間の予定なの?」と聞かれ「3週間」と答えると、

「まあー、短い。うちは 5ヶ月よ。ほら、リタイアしてるから。“リアルホリデー”なの」

と、言われました。

わ、わたしだって、リタイアですが、ここは穏便に、うらやましそうに微笑んでおきました。(心の声:ホリデーにリアルもフェイクもあるかい)

Port Smithという夕方にはブヨの大群が押し寄せる海辺のキャラバンパークで、そこにメルボルンから毎年3ヶ月泊まりに来る、という夫妻にも会いました。

まったく、仕事同様、旅行の仕方も、人それぞれです。 

自宅を売って、新品トレーラーを買って、旅してる人もいるらしい。

失礼を承知で言えば、ほんとうに、リアルな「シニア」の方々を散見。
どでかい四駆を降りてヨタヨタとペンギン歩きですすむその姿。
Adventure before dementia! (ボケる前に冒険)の心意気がよーく感じられました。

シニアの外こもり、白髪のノマド(grey nomards) の城、をお試し体験してきた感想:

無理。私には無理。



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