2016年3月15日火曜日

読書『幸せになる百通りの方法』




『幸せになる百通りの方法』荻原浩(文春文庫)

はっー、はっはっはっ、です、感想は。

抱腹絶倒はしませんでしたが、かる—くて、ふざけてて、歯医者の待合室なんかで読んだら、緊張がゆるんで効果倍増だったかも、と思える短編集でした。おまけに、ストーリーごとに、ちょっとしんみりさせたり、ほっとさせたり、にやっとさせたり、とオチがあり、読んでるそのつかの間は、たしかに幸せになりました。

『俺だよ、俺。』では、オレオレ詐欺VS大阪のおばちゃんの会話に笑い、『今日もみんなつながっている』では、自叙伝出版をもくろむ後期高齢者と毎日のブログネタに悩む就職浪人に感情移入し、その子の母で「ミセスMaoのファミリーキッチン」という人気ブログを運営する彼女の、写真を撮る前に料理にごま油をぬるというワザに笑い、そして、『出遭いのジャングル』で、妙にさめた目でお見合いパーティー@動物園に参加している動物行動学専攻の女性の観察眼に恐れ入り。

リストラされたことが妻に言えなくて公園のベンチを温める「ベンチマン」は涙なくしては読めませんでしたが、結末は優しい。そして、最後の「幸せになる百通りの方法」も、ホント幸せにはいろんな形があるよねーと、シアワセに読み終わりました。確かに、幸せは『できるビジネスマンになる54の鉄則』からは、マナベナイかも。



 本日29度。

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